腹痛・便秘・下痢
Stomach

腹痛・便秘・下痢は、消化器系の不調を表す代表的な症状です。一過性のものから慢性的なものまでさまざまで、食生活・ストレス・腸内環境の乱れ・感染症・過敏性腸症候群など、原因も多岐にわたります。エクシアクリニックトーキョーでは、京橋エリアの患者様の消化器症状に丁寧に向き合い、腸内環境という根本から整える視点も大切にしながら診療を行っています。

目次

当院の腹痛・便秘・下痢における特徴

当院の腹痛・便秘・下痢における特徴

症状の背景まで丁寧に掘り下げる問診

「いつから・どんなときに症状が出るか」「食事内容・ストレスとの関連」「便の状態(形・色・頻度)」など、細かく伺います。消化器症状の背後には食生活・ストレス・睡眠・腸内環境・ホルモンなど多くの要因が絡み合っているため、症状だけでなくその方の生活全体を見ながら原因を探ります。

腸内環境の乱れに着目した評価

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど全身の健康に深く関わる臓器です。腸内細菌のバランスが崩れると、便通異常だけでなく、免疫力低下・肌荒れ・倦怠感・精神的な不安定さにも影響するとされています。当院では、必要に応じて腸内環境を詳しく評価する検査も行います。

食事・生活習慣の改善指導

便秘や下痢の多くは、食物繊維・発酵食品の不足、水分摂取量の少なさ、不規則な生活リズムなどが関係しています。薬を処方するだけでなく、患者様の生活スタイルに合わせた食事・生活習慣のアドバイスを一緒に考えます。

過敏性腸症候群(IBS)への対応

「検査では異常がないのに、お腹の調子がずっと悪い」という方は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。ストレスと腸のつながり(腸脳相関)を重視した治療を行い、食事療法・薬物療法・生活習慣改善を組み合わせて対応します。

重篤疾患の除外と適切な紹介

血便・体重減少を伴う慢性的な下痢・便秘、急激に悪化する腹痛などは、消化管の器質的な疾患(炎症性腸疾患・大腸がんなど)が疑われることがあります。必要に応じて内視鏡検査が可能な専門医療機関へご紹介します。

腹痛・便秘・下痢の主な原因

当院の腹痛・便秘・下痢の主な原因

消化器症状の原因は、感染性(ウイルス性・細菌性胃腸炎)・機能性(過敏性腸症候群・機能性便秘・機能性下痢)・器質性(炎症性腸疾患・大腸がんなど)・薬剤性(抗菌薬・NSAIDsなど)・生活習慣性(食物繊維不足・水分不足・運動不足・ストレス)と多岐にわたります。

女性では月経周期との関連、ストレス・不安との関連も非常に多く見られます。また、更年期のホルモン変動が腸の動きに影響することもあります。

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS)とは、明確な器質的病変がないにもかかわらず、腹痛や便通異常(便秘・下痢・または両方の繰り返し)が慢性的に続く疾患です。日本では10〜20%の人が罹患しているとも言われ、特に若い世代や女性に多い傾向があります。

ストレスや不安が症状を悪化させることが多く、脳と腸が神経を介して密接につながっている「腸脳相関」がその背景にあるとされています。食事療法(低FODMAP食など)・ストレス管理・薬物療法(腸の動きを調整する薬・腸内細菌を整える薬など)を組み合わせて治療します。

腸内環境と全身の健康のつながり

腸内環境と全身の健康のつながり

腸内には数百兆個の細菌が生息しており、免疫機能の約70%は腸に集中しているといわれています。腸内細菌のバランス(腸内フローラ)が崩れると、消化器症状だけでなく、アレルギー・自律神経の乱れ・精神的な不調・肌トラブル・倦怠感など全身に影響することが明らかになっています。

当院では腸内環境を整えることを健康の根本ととらえ、プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)・プレバイオティクス(食物繊維)の活用、食事内容の見直し、生活習慣の改善を組み合わせた腸内環境改善プログラムもご用意しています。

診断と検査について

診断と検査について

問診・腹部診察を基本に、必要に応じて血液検査(炎症反応・貧血・甲状腺・腸の栄養指標など)・便潜血検査・腸内細菌検査などを行います。腸の器質的な疾患が疑われる場合は、専門医療機関での内視鏡検査(大腸カメラ)をご紹介することもあります。

当院での治療方針

治療方針

原因に応じた薬物療法(整腸薬・下剤・止瀉薬・漢方薬など)と、食事・生活習慣の改善指導を組み合わせます。慢性的な症状には腸内環境改善プログラムも活用し、根本からの体質改善をめざします。

よくある質問

便秘が続いていますが、何日出なければ異常ですか?
一般的に3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感・苦痛を伴う場合を便秘と判断します。ただし個人差が大きいため、「いつもより少ない・苦しい」と感じる状態が続く場合はご相談ください。
下痢が1週間以上続いています。受診すべきですか?
はい、早めのご受診をお勧めします。1週間以上続く下痢は感染症の長期化・過敏性腸症候群・炎症性腸疾患などが疑われます。血便・発熱・強い腹痛・体重減少を伴う場合は特に早急な受診が必要です。
緊張するとすぐお腹が痛くなります。過敏性腸症候群ですか?
ストレス・不安と腹痛・下痢が強く結びついている場合、過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。問診と必要な検査で器質的な原因を除外したうえで診断します。生活習慣の改善や薬物療法などで症状を和らげることができます。
市販の下剤を長期間使っているのですが、問題ありますか?
刺激性の下剤(センノシド・ピコスルファートなど)の長期連用は、腸の機能が弱まる「弛緩性便秘」や大腸の色素沈着(大腸メラノーシス)を引き起こす可能性があります。医師の指導のもとで適切な薬剤に切り替えることをお勧めします。
腸内環境を整えるにはどうすればよいですか?
発酵食品(ヨーグルト・納豆・味噌など)・食物繊維(野菜・豆類・雑穀)の積極的な摂取、十分な水分補給、適度な運動、十分な睡眠が基本です。当院では検査を通じて個別の腸内環境を評価し、より具体的なアドバイスをご提供しています。
腹痛と一緒に血便が出ました。すぐ受診すべきですか?
血便は消化管出血のサインである可能性があり、速やかな受診が必要です。鮮血便は大腸・肛門の出血、黒色便は胃・十二指腸の出血が疑われます。原因を特定するため、専門医療機関での内視鏡検査をご案内することがあります。
子どもが腹痛を繰り返しているのですが、原因が分かりません。
小児の反復性腹痛には、機能性腹痛・過敏性腸症候群・心身的なストレスなどが関与することがあります。当院の診察対象年齢については受診前にご確認ください。