高血圧
Pressure

高血圧は、日本人の約4,300万人(成人の約3人に1人)が抱えているとされる非常に一般的な病気です。自覚症状がほとんどないまま進行するため「サイレントキラー」とも呼ばれますが、放置すれば脳・心臓・腎臓に負担がかかり、脳卒中・心筋梗塞・腎機能障害などのリスクが高まります。一方、早期から適切に取り組めば改善が期待できます。エクシアクリニックトーキョーでは、「血圧を下げる」だけでなく「なぜ血圧が上がるのか」を追求し、京橋エリアの患者様の根本からの改善をめざしています。

目次

当院の高血圧における特徴

特徴

「なぜ血圧が上がるのか」を追求する診療

一般的な高血圧治療は「降圧薬を飲み続ける」ことが中心です。当院では、それだけにとどまらず、生活リズムや環境、ストレスの影響も含めて「血圧が上がる背景」を丁寧に探ります。その方の物語(生活・仕事・ストレス・食習慣)を聴くことが、根本の原因に近づく出発点だと考えています。

生活習慣改善と投薬の組み合わせ

必要に応じて降圧薬を使用しながらも、食事指導・塩分制限・体重管理・ストレス対策・睡眠の質の改善など、生活習慣全体の見直しを重視します。「薬を使いながらも、できる限り減薬・中止をめざしたい」という方のご希望にも寄り添った診療を心がけています。

血液データの詳細解析によるパーソナルドクター型医療

健診では見落とされやすい微細な血液データの異常(炎症・酸化ストレス・ホルモンバランス・栄養状態など)も詳細に分析し、その方に合わせたオーダーメイドの治療計画を立てます。

腸内環境・栄養からの体質改善アプローチ

腸内環境とアレルギーの関係は近年注目されており、腸内細菌のバランスが免疫制御に深く関わることが分かってきました。ビタミンD・オメガ3脂肪酸などの栄養素もアレルギー症状の緩和に関連するとされています。当院では、薬で症状を抑えながら、体の内側からアレルギー体質を改善する方向性もご提案します。

統合医療的アプローチ

食事指導と並行して、栄養療法・漢方治療など、体質改善をめざした治療も取り入れています。特に更年期やホルモンバランスの乱れが血圧上昇に関係している場合は、ナチュラルホルモン補充療法との組み合わせも検討します。

院内パーソナルトレーニングとの連携

血圧改善に有効なストレッチ・有酸素運動・筋力トレーニングなどを、医師の治療方針に基づいてご提案します。「運動を始めたいがどこから手をつければいいか分からない」という方も、安全に運動習慣を身につける環境を整えています。

高血圧とはどのような状態か

高血圧とはどのような状態か

血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血管の壁にかかる圧力のことです。血圧が慢性的に高い状態を高血圧といい、診察室での測定で収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます(家庭血圧では135/85mmHg以上が基準)。

高血圧のほとんどは「本態性高血圧」と呼ばれ、生活習慣・遺伝的要因などが複合的に関与します。一方、腎臓疾患・ホルモン異常(原発性アルドステロン症・甲状腺疾患など)が原因の「二次性高血圧」は治療可能なため、除外診断も重要です。

高血圧の原因

高血圧の原因

本態性高血圧の主な要因として、塩分の過剰摂取(日本人の食習慣は塩分が多い傾向があります)、肥満・内臓脂肪の蓄積、運動不足、飲酒・喫煙、慢性的なストレス、睡眠不足・睡眠時無呼吸症候群、加齢、遺伝的体質などが挙げられます。

更年期以降の女性では女性ホルモン(エストロゲン)の低下が血圧上昇に影響することもあります。

高血圧の診断基準

高血圧の診断基準
分類 収縮期血圧(上) 拡張期血圧(下)
正常血圧 120mmHg未満 かつ 80mmHg未満
正常血圧 120〜129mmHg かつ 80mmHg未満
高値血圧 130〜139mmHg または 80〜89mmHg
Ⅰ度高血圧 140〜159mmHg または 90〜99mmHg
Ⅱ度高血圧 160〜179mmHg または 100〜109mmHg
Ⅲ度高血圧 180mmHg以上 または 110mmHg以上

(日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」に基づく)

高血圧を放置するとどうなるか

高血圧を放置するとどうなるか

高血圧が長年続くと、血管に継続的な負担がかかり、動脈硬化が進行します。その結果として、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、心筋梗塞・狭心症、心不全、腎不全(人工透析が必要になるケースも)、眼底出血による視力障害などのリスクが高まります。

症状がないからといって放置することが最も危険です。定期的な血圧測定と適切な治療継続が重要です。

当院での治療方針

当院での治療方針

まず丁寧な問診と身体診察、血液・尿検査を行い、二次性高血圧の除外および生活習慣・栄養状態の評価を行います。その上で、生活習慣改善指導(食事・運動・睡眠・ストレス管理)を開始し、必要に応じて降圧薬を処方します。

降圧薬には複数の種類(ARB・ACE阻害薬・カルシウム拮抗薬・利尿薬・β遮断薬など)があり、患者様の状態・合併症・生活背景に合わせて選択します。定期的な血液・尿検査で効果と副作用を確認しながら、治療内容を継続的に調整していきます。

こんな方におすすめです

健診で「血圧が高め」と指摘されている方、薬を減らしたい・中止したいが不安に感じている方、生活習慣も一緒に整えたい方、忙しい日々の中で効率よく健康を守りたいビジネスパーソン・経営者の方、家族のために脳卒中や心筋梗塞を予防したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

よくある質問

血圧が高いと言われましたが、症状がないので大丈夫ですか?
高血圧は「症状がない」ことが最大の特徴であり危険性でもあります。自覚症状がなくても、血管への負担は着実に蓄積されています。症状がないうちから治療を始めることが、将来の重大疾患予防につながります。
降圧薬を飲み始めたら一生やめられないのですか?
必ずしもそうではありません。生活習慣の改善(減塩・体重減少・運動習慣など)によって血圧が安定すれば、医師の判断のもとで減薬・中止できる場合があります。当院では薬を「一時的なサポート」として位置づけながら、生活習慣改善を並行して進めます。
自宅での血圧測定はどのように行えばよいですか?
朝(起床後1時間以内、排尿後、食前・服薬前)と夜(就寝前)の2回測定し、それぞれ1〜2分の間隔をあけて2回ずつ計測して記録することをお勧めします。測定前5分は安静にして、椅子に座った状態で行ってください。
塩分を控えるだけで血圧は下がりますか?
塩分制限(1日6g未満が推奨)は効果的ですが、それだけで十分とは限りません。体重管理・運動・禁煙・節酒・ストレス管理など複数の対策を組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。
更年期以降から血圧が上がってきました。ホルモンとの関係はありますか?
閉経後の女性では女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下により、血管の弾力性が失われ血圧が上昇しやすくなります。当院ではホルモンバランスの評価と、必要に応じてナチュラルホルモン補充療法も組み合わせた治療をご提案しています。
白衣高血圧とはどういう状態ですか?
病院での測定では血圧が高いのに、家庭では正常範囲内という状態を「白衣高血圧」といいます。臨床的な重要性については議論がありますが、家庭血圧の記録を持参いただくことで、より正確な診断につながります。
脳卒中を予防するために血圧を何mmHgまで下げればよいですか?
一般的には、収縮期血圧130mmHg未満をめざすことが推奨されています(糖尿病・慢性腎臓病を合併する場合などは特に厳格な管理が必要なことも)。ただし過剰な降圧も問題になるため、目標値は個々の状態に合わせて設定します。