アレルギー性鼻炎・花粉症
Rhinitis/Hay fever

咳は異物や刺激から気道を守るための生理的な防御反応ですが、3週間以上続く慢性の咳や、呼吸困難・喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音)を伴う場合は、喘息・咳喘息・アレルギー性疾患・慢性気管支炎など、適切な治療が必要な疾患が潜んでいることがあります。エクシアクリニックトーキョーでは、京橋エリアの患者様の咳・喘息症状に対して、原因を丁寧に評価し、薬物療法と体質改善を組み合わせた診療を行っています。

目次

当院のアレルギー性鼻炎・花粉症における特徴

特徴

症状・生活への影響を丁寧に把握する問診

「いつから症状が出るか」「何に反応しているか」「仕事・睡眠・集中力への影響は」「これまでの治療歴」などを詳しく伺います。花粉症は毎年季節を問わず生活の質を大きく低下させることがあるため、患者様の生活への影響を理解したうえで治療計画を立てます。

アレルゲン特定のための血液検査

血液検査によってスギ・ヒノキ・ダニ・ハウスダストなど特定のアレルゲンに対するIgE抗体を調べることができます。どのアレルゲンが主な原因かを把握することで、回避方法の指導や薬剤選択に役立てます。

薬物療法と生活環境の改善指導

抗ヒスタミン薬・鼻噴霧ステロイド薬・ロイコトリエン受容体拮抗薬など、症状や生活スタイルに合わせた薬剤を選択します。薬を用いるだけでなく、日常生活でできるアレルゲン回避の方法についても具体的にお伝えします。

腸内環境・栄養からの体質改善アプローチ

腸内環境とアレルギーの関係は近年注目されており、腸内細菌のバランスが免疫制御に深く関わることが分かってきました。ビタミンD・オメガ3脂肪酸などの栄養素もアレルギー症状の緩和に関連するとされています。当院では、薬で症状を抑えながら、体の内側からアレルギー体質を改善する方向性もご提案します。

他のアレルギー疾患との合併への対応

アレルギー性鼻炎・喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーは互いに合併しやすいことが知られています(アレルギーマーチ)。当院では複数のアレルギー症状を抱える方に対しても、包括的に状態を評価して対応します。

アレルギー性鼻炎・花粉症とはどのような病気か

アレルギー性鼻炎・花粉症とはどのような病気か

アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜がアレルゲンに対して過剰な免疫反応(IgE抗体を介したⅠ型アレルギー)を起こすことで、慢性的な鼻炎症状が引き起こされる疾患です。通年性アレルギー性鼻炎(ダニ・ホコリが主因)と季節性アレルギー性鼻炎(いわゆる花粉症)に分けられます。

日本でのスギ花粉症は国民病ともいわれ、毎年2〜4月ごろの花粉シーズンに多くの方が症状に悩まされます。近年は症状が重くなる傾向もあり、薬で症状をコントロールしながら、できる限り体質改善も進めることが重要とされています。

主な症状

主な症状

鼻水(水のようにサラサラした鼻水)・鼻づまり・くしゃみを「三主徴」と呼びます。これに加えて目のかゆみ・充血・涙目(アレルギー性結膜炎の合併)、鼻の奥のムズムズ感、喉のかゆみ、頭重感、集中力の低下、倦怠感なども現れます。

アレルゲンの種類と花粉シーズン

アレルゲンの種類と花粉シーズン
アレルゲン 主なシーズン
スギ花粉 2月〜4月
ヒノキ花粉 3月〜5月
カモガヤなどイネ科 5月〜8月
ブタクサ・ヨモギなどキク科 8月〜10月
ハウスダスト・ダニ 通年(特に秋〜冬)
カビ 梅雨・秋
ペットの毛・フケ 通年

診断と検査について

診断と検査について

問診・鼻鏡診察を基本とし、血液検査(特異的IgE抗体検査)によってアレルゲンを特定します。必要に応じて好酸球数・炎症反応の確認も行います。

当院での治療方針

治療方針

抗ヒスタミン薬(眠気の少ない第二世代を中心に)・鼻噴霧ステロイド薬・ロイコトリエン受容体拮抗薬などを組み合わせて処方します。花粉シーズン前からの予防投薬も効果的です。

体質改善を希望される方には、腸内環境の整備・ビタミンD補充・栄養療法などもご案内します。重症例や免疫療法(舌下免疫療法・皮下免疫療法)をご希望の方は、耳鼻咽喉科・アレルギー専門医にご紹介します。

よくある質問

花粉症の薬は飲み続けると効かなくなりますか?
同じ薬を長期使用しても効果が薄れることは少ないですが、症状の変化に応じて薬剤の種類や量を見直すことは大切です。定期的に医師にご相談ください。
花粉症の根本的な治療法はありますか?
舌下免疫療法(スギ・ダニ)は、アレルゲンを少量ずつ体に慣らしていく治療法で、症状の根本的な改善が期待できます。毎日の内服が必要で3〜5年の継続が必要ですが、長期的な効果が期待できます。当院での実施状況はお問い合わせください。
抗ヒスタミン薬の眠気が仕事に支障を来します。眠くならない薬はありますか?
はい、眠気の少ない第二世代の抗ヒスタミン薬(ビラスチン・フェキソフェナジンなど)があります。ただし個人差もあるため、合うものを一緒に探しましょう。
子どものころから花粉症で、年々ひどくなっています。何かできますか?
花粉症の症状は年々悪化することがあります。適切な薬物療法に加え、腸内環境の改善・ビタミンD補充などで体質改善を図ることも有効とされています。一度ご相談ください。
通年性アレルギーとはどう違うのですか?
通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ・ハウスダスト・ペットなど年間を通じて存在するアレルゲンが原因で、症状が一年中続きます。花粉症は特定の花粉が飛ぶ季節だけ症状が出る点が異なります。両方を合併している方も少なくありません。
目のかゆみもひどいのですが、どうすればよいですか?
アレルギー性結膜炎を合併している可能性があります。内服薬の調整に加えて、点眼薬(抗アレルギー点眼)の処方や眼科への紹介も対応します。
妊娠中でも薬を使えますか?
妊娠中のアレルギー治療は使用できる薬剤が限られますが、症状を放置することでの睡眠不足・ストレスもマイナスになります。安全に使用できる薬剤を医師と相談して選択しましょう。妊娠中の方はご受診時にお申し出ください。