不整脈
Arrhythmia

不整脈とは、心臓の拍動のリズムが正常でない状態の総称です。脈が速くなる・遅くなる・乱れるなど様々なタイプがあり、健康な人にも一時的に起こるものから、治療が必要な重篤なものまで幅広く含まれます。エクシアクリニックトーキョーでは、循環器内科の知識をもとに不整脈の種類・原因を丁寧に評価し、京橋エリアの患者様に適切な診療・管理を提供しています。

目次

当院の不整脈における特徴

種類・原因を丁寧に評価する診察

一口に「不整脈」といっても、期外収縮・心房細動・洞不全症候群・房室ブロックなど多くの種類があります。問診・身体診察・心電図を組み合わせて不整脈の種類を特定し、治療が必要かどうかを適切に判断します。

自律神経・ホルモン・栄養状態との関連評価

不整脈の背景には自律神経の乱れ・甲状腺疾患・電解質異常(カリウム・マグネシウムの不足)・貧血・更年期のホルモン変動などが関係することがあります。血液検査を通じてこれらを丁寧に評価し、根本原因への対処も行います。

生活習慣改善と薬物療法の組み合わせ

カフェイン・アルコール・睡眠不足・ストレスなどが不整脈を誘発・悪化させることがあります。生活習慣の見直しとともに、必要に応じた薬物療法(抗不整脈薬・抗凝固薬など)を組み合わせます。

専門医療機関との連携

心房細動・WPW症候群・重症の徐脈・心室性不整脈など、カテーテルアブレーション・ペースメーカー植え込みなど高度な治療が必要な場合は、循環器専門医療機関へ迅速に紹介します。

継続的な経過観察とフォロー

不整脈は経過観察が重要な疾患です。定期的な心電図チェックと血液検査を通じて、状態の変化を逃さずに把握します。

不整脈とはどのような状態か

健康な成人の心拍数は安静時1分間に60〜100回で、一定のリズムで拍動しています。このリズムが乱れた状態が不整脈です。ときどき脈が飛ぶ程度の軽いものから、失神や突然死につながる危険なものまで、種類・重症度は様々です。

不整脈は「脈が速くなる頻脈性不整脈」「脈が遅くなる徐脈性不整脈」「脈が乱れる」に大きく分けられます。

不整脈の種類

期外収縮は最もよく見られる不整脈で、心臓が「早打ち」する状態です。心房性・心室性があり、多くは経過観察で問題ありませんが、頻発する場合や症状が強い場合は治療が必要なこともあります。

心房細動は心房が細かく震え不規則に収縮する状態で、脳梗塞のリスクが高まるため、抗凝固療法が重要です。特に高齢者・高血圧・糖尿病・心疾患がある方では注意が必要です。

洞不全症候群・房室ブロックは徐脈(脈が遅すぎる状態)の代表で、めまい・失神・倦怠感を引き起こします。重篤な場合はペースメーカーの植え込みが必要になります。

不整脈の主な原因

不整脈の原因として、加齢(加齢により心臓の電気伝導系が変化)、心疾患(心筋梗塞・心不全・弁膜症など)、高血圧・糖尿病・甲状腺機能異常、電解質異常(カリウム・マグネシウムの低下)、自律神経の乱れ・過度なストレス、過剰なアルコール・カフェイン摂取、睡眠時無呼吸症候群などが挙げられます。

不整脈の症状

不整脈の症状は種類によって様々で、脈が飛ぶ・胸がドキドキする(動悸)・脈が速い・脈が遅い・胸の不快感・息切れ・めまい・失神などが代表的です。一方、全く自覚症状がないままに発見されることも珍しくありません(特に心房細動)。

診断と検査について

問診と身体診察(脈拍確認・聴診)を基本に、心電図検査を行います。不整脈は常に出ているわけでないため、通常の心電図で捉えられない場合はホルター心電図(24時間心電図記録)が有用です。血液検査(甲状腺・電解質・貧血・炎症反応)なども行います。

当院での治療方針

不整脈の種類・重症度・症状の程度に応じて治療方針を決定します。経過観察のみでよいもの、生活習慣改善で対応できるもの、薬物療法が必要なもの、専門的な処置(カテーテルアブレーション・ペースメーカーなど)が必要なものと段階的に対応します。

心房細動が確認された場合は、脳梗塞予防のための抗凝固療法(血液をサラサラにする薬)を適切に管理します。

こんな方におすすめです

脈の乱れや動悸が気になる方、健診の心電図で異常を指摘された方、めまい・失神・息切れが続く方、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある方はお気軽にご相談ください。

よくある質問

脈が飛ぶ感覚があります。危ないですか?
脈が飛ぶ感覚は期外収縮によることが多く、健康な方にも見られる比較的よくある状態です。ただし頻繁に起こる場合・息切れや胸痛を伴う場合・失神がある場合は精密検査が必要です。心配な方はまず心電図検査を受けてください。
心房細動と診断されました。どんな治療をしますか?
心房細動の治療の柱は「脳梗塞予防(抗凝固療法)」「心拍数コントロール」「心拍リズムの回復(必要な場合)」の3つです。重症度・合併症・年齢などを考慮して治療方針を決めます。
カフェインをとると動悸がします。やめるべきですか?
カフェインは交感神経を刺激し、不整脈(特に期外収縮)を誘発することがあります。動悸が気になる方はコーヒー・エナジードリンクなどのカフェイン摂取を控えることをお勧めします。
甲状腺の病気が不整脈と関係するというのは本当ですか?
はい。甲状腺ホルモンが過剰になると心拍数が増加し、頻脈・心房細動などを引き起こすことがあります。不整脈がある場合は甲状腺機能の血液検査も重要です。
更年期以降から動悸がひどくなりました。
更年期のホルモン変動は自律神経に影響し、動悸を引き起こすことがあります。更年期に関連した動悸と不整脈による動悸を鑑別するため、心電図検査・ホルモン検査を行うことが重要です。
ペースメーカーが必要と言われましたが、どこで治療を受ければよいですか?
ペースメーカーの植え込みは循環器専門の医療機関で行います。当院から適切な専門医療機関へご紹介しますので、ご相談ください。
不整脈があっても運動してよいですか?
不整脈の種類・重症度によって異なります。経過観察中の期外収縮程度であれば適度な運動は問題ないことが多いですが、重篤な不整脈がある場合は運動強度に制限が必要なこともあります。必ず医師に確認のうえで運動を始めてください。