せき・喘息
Asthma

咳は異物や刺激から気道を守るための生理的な防御反応ですが、3週間以上続く慢性の咳や、呼吸困難・喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音)を伴う場合は、喘息・咳喘息・アレルギー性疾患・慢性気管支炎など、適切な治療が必要な疾患が潜んでいることがあります。エクシアクリニックトーキョーでは、京橋エリアの患者様の咳・喘息症状に対して、原因を丁寧に評価し、薬物療法と体質改善を組み合わせた診療を行っています。

目次

当院のせき・喘息における特徴

当院のせき・喘息における特徴

咳の期間・性状・誘因を丁寧に問診

「いつから・どんなときに・どんな咳か(乾いた咳か痰が絡む咳か)」「夜間や早朝に悪化するか」「アレルゲンへの暴露との関係」などを丁寧に伺い、原因疾患を特定します。咳は多くの疾患で見られる症状であるため、丁寧な問診が診断の出発点となります。

アレルギー・免疫の視点からの評価

喘息・咳喘息・アレルギー性鼻炎・花粉症・アトピーは互いに関連することが多く(アレルギーマーチ)、血液検査でアレルゲンの特定・好酸球数・IgE値などを評価します。アレルギー体質の改善には、腸内環境の整備や栄養療法も有効とされています。

喘息の長期管理と発作予防

喘息は発作時の治療だけでなく、発作を起こさないための長期管理が非常に重要です。吸入ステロイド薬を中心とした長期管理薬の適切な使用法をご指導するとともに、日常生活での誘因回避についてもアドバイスします。

栄養・腸内環境からの体質改善アプローチ

アレルギーや喘息の症状は、腸内環境の乱れや特定の栄養素(ビタミンD・マグネシウム・オメガ3脂肪酸など)の不足と関連するという研究が増えています。当院では必要に応じて血液検査による栄養評価と、体質改善を目的とした栄養補充療法もご提案します。

必要に応じた専門医療機関への紹介

重症の喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺炎など、精密検査や高度な治療が必要な場合は、呼吸器専門医療機関へご紹介します。

咳が続く主な原因

咳が続く主な原因

咳の持続期間によって原因の傾向が異なります。3週間未満の急性咳嗽はウイルス・細菌感染(かぜ・インフルエンザなど)が最多です。3〜8週間続く遷延性咳嗽には、感染後咳嗽・咳喘息・アレルギー性疾患などが多く見られます。8週間以上続く慢性咳嗽の主な原因としては、咳喘息・後鼻漏(鼻水が喉に流れ込む)・胃食道逆流症(GERD)・慢性気管支炎・ACE阻害薬などの薬剤性などがあります。

喘息(気管支喘息)とは

喘息(気管支喘息)とは

気管支喘息は、気道(気管支)の慢性的な炎症によって気道が過敏になり、発作的に気道が狭くなる疾患です。日本では成人の約3〜5%が罹患しているとされています。夜間から早朝にかけての喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音)・呼吸困難・胸の締め付け感・咳が特徴的な症状です。

アレルゲン(ダニ・花粉・ペットの毛など)・運動・冷気・タバコの煙・ストレスなどが発作の誘因となります。適切な長期管理薬の使用と誘因回避によって、多くの方が症状をコントロールしながら日常生活を送ることができます。

咳喘息とは

咳喘息とは

咳喘息は、典型的な喘息症状(ゼーゼーする呼吸困難)はなく、乾いた咳だけが長期間続く状態です。「風邪が治った後から咳だけが止まらない」という訴えでご受診される方に多く見られます。

気管支拡張薬を使用すると咳が改善することが診断の根拠の一つとなります。放置すると約30%が典型的な喘息に移行するとされているため、早期の診断・治療が重要です。

診断と検査について

診断と検査について

問診と身体診察(肺の聴診・呼吸音の確認)を基本に、血液検査(アレルギー検査・炎症反応)・胸部X線検査・必要に応じてスパイロメトリー(肺機能検査)などを行います。胸部X線検査や肺機能検査は当院での実施が難しい場合、専門医療機関にご紹介します。

当院での治療方針

治療方針

咳の原因に応じた薬物療法(気管支拡張薬・吸入ステロイド・去痰薬・抗アレルギー薬・漢方薬など)を処方します。喘息の管理では吸入薬の正しい使い方のご指導を大切にしています。

また、アレルギー体質の根本的な改善を希望される方には、栄養評価と腸内環境の整備を含めた体質改善プログラムもご案内しています。

よくある質問

咳が2週間以上止まらないのですが、受診すべきですか?
はい、3週間以上続く咳は医療機関での受診をお勧めします。咳喘息・後鼻漏・胃食道逆流症など、治療が必要な疾患が隠れていることがあります。
喘息の吸入薬は症状がなくてもずっと続けないといけませんか?
長期管理薬(吸入ステロイドなど)は、症状がなくても気道の炎症を抑えるために継続が必要です。自己判断で中止すると発作リスクが高まるため、薬の変更・減量は必ず医師と相談のうえで行ってください。
タバコをやめれば喘息は改善しますか?
喫煙は気道炎症を悪化させる大きな誘因です。禁煙することで症状改善・薬の効きやすさの向上・合併症リスクの低下が期待できます。禁煙外来への紹介も対応しますので、お気軽にご相談ください。
子どものころ喘息でしたが、大人になっても再発しますか?
小児喘息は成長とともに軽快することが多いですが、成人後に再発・再燃するケースもあります。喘鳴・夜間の咳・運動時の息切れなどが現れた場合はご受診ください。
咳喘息と普通の喘息はどう違いますか?
咳喘息は咳のみが症状で、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音や呼吸困難がない点が特徴です。ただし気道の過敏性は共通しており、治療法も類似しています。咳喘息を放置すると典型的な喘息に移行する可能性があります。
アレルギー体質を根本的に改善することはできますか?
完全な根治は容易ではありませんが、アレルゲン免疫療法(減感作療法)や腸内環境の改善・栄養療法によって症状を軽減することは可能です。当院では体質改善を視野に入れた診療もご提案しています。
ゼーゼーする呼吸で夜中に目が覚めます。喘息ですか?
夜間・早朝の喘鳴・呼吸困難は喘息の典型的なパターンです。早めにご受診いただき、適切な診断と長期管理薬の処方を受けることで、夜間症状をコントロールできるようになります。