男性更年期症候群とは
主に副腎や精巣から分泌される 男性ホルモン(テストステロン) の分泌量が加齢により低下することで、さまざまな身体的・精神的症状が現れるとされています。
テストステロンの低下は、以下のような影響をもたらすことがあります。
・肥満や筋力低下などの生活習慣病リスクの上昇
・腎障害や冠動脈疾患など臓器への影響
・認知機能の低下や寝たきりなどの機能障害
男性ホルモンの低下は、身体の健康だけでなく生活の質にも大きく影響するため、早期の評価と適切なケアが重要とされています。
症状
男性更年期障害と聞くと、性機能の低下ばかりが注目されがちですが、それだけではありません。
男性ホルモン(テストステロン)の低下は、精神面・身体面・性機能面 にさまざまな影響を及ぼします。
精神面:気力の低下、集中力の低下、疲労感、抑うつ、情緒不安定など
身体面:筋力・筋量の低下、骨密度低下(骨粗しょう症)、内臓脂肪増加、疲れやすさ、不眠、関節痛や腰痛など
性機能面:性欲低下、勃起障害(ED)、射精感の低下など
特に50歳を過ぎる頃から、体力が落ちて疲れやすくなる一方で、眠れないといった症状が現れることがあります。
また、男性ホルモンの低下にはストレスが深く関わることが多く、長時間の通勤や職場での大きなストレスを抱える方は、症状が出やすい傾向があります。
血液検査と自覚症状の両方が重要です
血液検査でテストステロンの状態を確認することができますが、症状には個人差があります。
そのため、自覚症状も非常に重要な指標です。
少しでもお心当たりがある場合は、早めにご相談ください。
治療方針
当院では、まず丁寧なカウンセリングに加え、血液・尿・唾液検査などを行います。
男性ホルモン(テストステロン)の分泌量だけでなく、他のホルモンバランスとの関連性や、ホルモンを作るために必要な栄養状態まで精密に把握し、総合的に評価します。
<生活習慣の改善による機能性向上>
テストステロンが減少している場合、まず生活習慣の見直しや栄養・運動の指導を行い、体内でホルモンを生成できるように身体の機能性を高める治療を優先します。
<ホルモン補充療法>
テストステロンが高度に低下している場合や症状が重い場合には、ホルモン補充療法を行います。
当院では、より高い安定した効果を得るために、国内未認可の高濃度テストステロン・クリームや持続型テストステロン注射(ネビド)などの補充療法を導入しています。
※ この場合の検査や治療は 原則として自費診療 となります。
<保険診療での治療について>健
康保険内での治療をご希望の方は、検査や治療方法に制限がありますが、対応は可能です。詳しくは医師にご相談ください。